よちよち歩きのペンギンぺんたぁず

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アデリーペンギンの紹介

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アデリーペンギンのイラスト
アデリーペンギンのイラスト

アデリー属・アデリー種

【学名】
Pygoscelis adeliae
(ピゴスケリス アデリアエ)
【英名】
Adelie Penguin
【別和名】
アデレーペンギン
【由来】
 種小名のadeliae(アデリアエ) は、「アデリーさんの」と言う意味で、南極大陸のアデリーランド同様、フランスの南極探検家デュモン・デュルビル隊長の夫人の名前にちなんで命名された。
【亜種】
なし

形態

成鳥の形態

中型のペンギン。雌雄の外観はほぼ同じ。

特徴

頭部の羽毛は青見がかった黒。ただし、眼の周りには白いアイリングがある。胸から両頬の下側に向かって胸の白い羽毛が張り出している。

身体

頭から体の背中側、それから尾っぽにかけては、青味がかった黒だが、時間が経つにつれて茶色っぽくなる。眼の周りには特徴的な白いアイリングがある。

腹側は純粋な白で、黒いあごやのどとは、V字型のラインでハッキリ別れている。

フリッパーの表側は青味がかった黒色をしており、尾っぽ側の縁に白く細いラインがある。裏側は白く、前側の縁に細く黒っぽいラインがあり、先端には小さな暗い領域がある。

目くちばし

虹彩は、茶色。周囲に独特の白色のアイリングがある。
 くちばしは大部分が黒だが、付け根はオレンジ色です。くちばしは一見短く見えるが、これは半分以上を羽毛で覆われているからです。

脚と足は鈍い白色からピンク色ですが、足の裏は黒い。

体長・体重

70cm 3.7〜6.0kg

食べ物

短い採餌旅行では、主に魚類と端脚類を餌とするが、遠距離の採餌旅行では、主にイカ類、オキアミ類を食べる。

性格

アデリーは、人間が接近しても逃げずに立っている。攻撃的で巣の近くを通る他のペンギンを睨みつけたり、激しく突いたりして威嚇し、ときには体当たりして相手をひっくり返す。オオトオゾクカモメに対しても攻撃的で、その卵を壊したり、ヒナを殺したりする。しかし食べる訳ではないので、捕食が目的ではない。

寿命

幼鳥の形態

ヒナの羽毛の色は、光沢のある銀色から、ススの様な暗い色まで、かなりの幅がある。巣立ち後の若鳥は、のどが白く、眼の周りが黒いので見分けられる。顔の黒と白の境界線が、くちばしの付け根から始まって、目の下を通っているので顔の下半分が白い。

アデリーペンギンの生息域

▲地図にカーソルを乗せると、拡大されます。

生息環境

生息域

分布はよく知られていないが、おそらく南極前線までで、浮氷の北限に制限されているのだろう。流鳥(ワンダラー)は、大西洋のフォークランド諸島やサウス・ジョージア島、およびインド洋、大西洋の亜南極島、南アフリカ、オーストラリア、ニュージランド沿岸から報告されている。

繁殖地

南極大陸沿岸の広い部分(ロス海の南緯77度にあるロイズ岬〜南緯54度のブーベ島)、サウス・シェットランド諸島、サウス・サンドウィッチ諸島、ブーベ島、スコット島、バレニー諸島、ピョートル(ピーター)1世島。
 海から容易に近づける露岩(夏期に、雪や氷が消えて地面が露出する場所)の上でおこなわれる。冬期は流氷帯ですごす。

個体数

ロス海域(100万)、南極半島、スコティア列島(72万7000)、プリズ湾(32万5000つがい)。単独のコロニーで最大のものはアデア岬で、28万2307つがいが繁殖している。全個体数は1993年現在、最低でも261万繁殖つがい、それに幼鳥が1000万羽と推定されている。

繁殖時期

10月〜2月までの短期間に繁殖サイクルをすべて完了する。この時期の昼間は長く、ことに11月から1月は、南極のほとんどの場所では昼間が続く。

巣は、浅いクレーター状で、小さなだいたい丸っこい小石が周囲を囲み、境界となっている。オスは最初に場所を選び巣作りをする。つがい形成後は雌雄ともに巣作りをする。2羽が巣を交替する時に小石を集めたり、近くの巣、または遠くの放棄された巣から石を盗んだりして追加する。

クレイシ

ヒナは3週間ほどで第一幼綿羽が第二幼綿羽に生え変わり、クレイシを形成する。小さなクレイシは合流し、より大きなものになる。ヒナは約7〜8週間でコロニーを離れ、両親から独立する。繁殖地を離れる2〜3日前に初めて海に入り、泳ぎ始める。

育雛と巣立

10月前半に、オスの方が若干早く繁殖地に到達する。いったん上陸した後は、雌雄ともに産卵するまで巣に居続ける。産卵は、10月中旬から11上旬の間に一斉に行われる。35日前後の抱卵の後、孵化し22日間前後は親に交替で警護される。その後ゆっくりとクレイシが形成され、1〜2日おきに給餌を受ける。2週間以内には90%のヒナがクレイシに加わる。50日齢〜60日齢で巣立つ。

換羽

成鳥は巣立ちビナと共に、海岸、海氷上、あるいは氷山の上の遮蔽物のかげで、3週間かけて換羽する。

補足

  • 白と黒だけの羽毛で、眼の周りに白いアイリングがあり、我が国ではもっとも広告や商品のキャラクターとしてポピュラーなペンギン。
  • アデリーの抱卵は、エンペラーやキングの様に、足の上に卵を置く点では似ているが、彼らのように直立して抱卵するのではなく、他のペンギンと同様、卵の上にかがみ込んだ腹ばいの姿勢で、卵を覆うようにする点で違っている。
  • 睡眠は、腹ばいでも立ったままでも眠る。
  • ペンギンの中でも数々のディスプレー(意味を持った行動様式)が詳しく観察、解明されている。
  • 何万羽かに、1羽の割合でごくまれに、黒い色素が欠乏して、茶色と白色だけの模様になった先天性白皮症(アルビノ種)が生まれる。
    逆に、白い色素が欠乏して、体全体が黒い個体も生まれる。
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『氷山乗り ゴッコ』

アデリー達が、
本当にこうして遊ぶと、
言われてる、
『氷山乗りごっこ』です。
(製作 04'10/28)

参考文献

… 上記紹介は、下記書籍を参考にしました。

  • 『ペンギン大百科』 平凡社  アマゾンのバナー
  • 『ペンギン ハンドブック』 どうぶつ社  アマゾンのバナー
  • 『ペンギン ガイドブック』 阪急コミュニケーションズ  アマゾンのバナー
  • 『ペンギン全種に会いに行く』 平凡社  アマゾンのバナー