よちよち歩きのペンギンぺんたぁず

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フンボルトペンギン属の紹介

属名詳細

【属の学名】
Spheniscus(スフェニスクス)
【属内の種】
フンボルト、ケープ、マゼラン、ガラパゴス、の4種。

何人かの研究者は、フンボルト、ケープ、マゼランは明らかに同種であると述べている。
フンボルトとケープは、飼育下で雑種間繁殖し、マゼランとフンボルトも、チリで交雑が観察されている。
しかし、これらの雑種つがいは、繁殖の成功率が低いようである。
【属名由来】
属名のSpheniscus(スフェニスクス)は、『楔のような』の意味。泳いでいるペンギンの形に由来する。

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  • フンボルトペンギンフンボルト
  • ケープペンギンケープ
  • マゼランペンギンマゼラン
  • ガラパゴスペンギンガラパゴス

形態

成鳥の形態

ガラパゴスペンギンは小形、他の3種は中形のペンギン類である。
どの種も背面は黒色、腹面は白色。1本か2本の黒い帯が胸を横切っている。飾り羽も特別な体色も無いが、顔には皮膚が裸出しており、しばしば熱拡散のため表皮下の血管の拡張によってピンク色になる。換羽後、裸出した皮膚は小さい羽毛でおおわれるが、マゼラン以外では、まもなくその羽毛は失われる。
腹面には換羽しても変化しないはっきりした黒色の斑紋が散在していて、少数の個体を識別するのに利用できる。

見分け方

見分けるポイントは、胸の黒い帯が、一本なのが フンボルト、ケープ。
 二本なのが、マゼラン、ガラパゴス。

黒帯一本(フンボルトとケープ)
フンボルトペンギンの見分け方
フンボルト
  1. ①横から見た顔の白い帯が、細い。
  2. ②ピンク色の裸出した皮膚が、目の周りからくちばしの下までで、
    比較的広いです。
  3. ③胸からわきにかけてある黒い帯が、比較的太い。
ケープペンギンの見分け方
ケープ
  1. ①横から見た顔の白い帯が、太い。
  2. ②ピンク色の裸出した皮膚が、目の周りからくちばしの上あたりまでで、
    比較的狭いです。
  3. ③胸からわきにかけてある黒い帯が、いくぶん細い。
黒帯二本(マゼランとガラパゴス)
マゼランペンギンの見分け方
マゼラン
  1. ①横から見た顔の白い帯が、太い。
  2. ②ピンク色の裸出した皮膚が、くちばしの付け根と眼の周りまでで、
    比較的広いです。
  3. ③胸からわきにかけてある黒い帯が、太くハッキリしてる。
ガラパゴスペンギンの見分け方
ガラパゴス
  1. ①横から見た顔の白い帯が、細い。
  2. ②ピンク色の裸出した皮膚が、くちばしの付け根までで、
    比較的狭いです。
  3. ③胸からわきにかけてある黒い帯が、細く不鮮明。
  4. ④黒い帯のコントラストが、比較的が不鮮明です。

生息環境

フンボルトペンギン属の生息域

▲地図にカーソルを乗せると、拡大されます。

生息域

ケープは、南アフリカ及びナミビア沿岸に分布してます。フンボルトは、チリ及びペルーのペルー海流域に分布しています。サボテンの有る、砂漠のすぐ近くに住んでいるものもいます。マゼランは、アルゼンチンのパタゴニア沿岸、チリ南部の沿岸及びフォークランド諸島に分布しています。4〜8月にかけて北へ渡りをします。世界でただ一種、泳いで”渡り”をする鳥です。ガラパゴスは、南米大陸の西の赤道直下にある、ガラパゴス諸島に分布しています。冷たいペルー海流が周りを流れています。
 いずれも温暖な気候の地域に分布している。

フンボルトペンギンとマゼランペンギンの繁殖域だけが、ペルーおよびチリの海岸沿い、約300Kmの海岸線で重なっている。同じ小島を共有しているときでも、ふつう繁殖場所は離れている。野生状態ではフンボルトとマゼランの種間雑種が報告されている。この2種以外の種間雑種は動物園で知られるのみです。種間雑種どうしの繁殖率は低い。

繁殖場所

巣は堆積したグアノや地面に穴を掘るか、植生の下、岩の割れ目など、避難所や日陰になるようなところにつくる。

繁殖時期

ケープ、フンボルト、ガラパゴスの3種は周年繁殖を行います。彼等は、エルニーニョなど餌が少ない時には繁殖を見合わせ、餌が豊富な時は年に2回繁殖を試みます。
 一方マゼランは、餌の多少で繁殖を左右したりしません。マゼランは、渡りをしますから、季節に合わせたスケジュールで生きていきます。

繁殖行動

営巣場所への固着性とつがいの結びつきは強い。巣づくり、抱卵、育雛、なわばりの防衛は、雌雄がともに役割を分担する。産卵は同一のコロニー内では同調性があるが、コロニー間での同調性はみられない。産卵に3、4日の間隔があっても、2つの卵の大きさは同じである。抱卵期間は38〜42日間。

採餌行動

採餌は日中おこなう。数日間海ですごす個体もあるが、大部分の個体は夜明けとともに出発して、日が暮れると帰ってくる。普通は個々に採餌するが、ときには20羽以下の小さい群れで漁に行く。
 共同で魚を追い集め、捕まえ飲み込むが、それを息つぎで海面に上がるまでつづける。他の海鳥とともに採餌するときには、例えばウは群れの側面から魚群を襲い、カツオドリは群れの上から潜水して襲うというように、それぞれ違う採餌方法をとるため、魚群を水中で集中させておけるという利点がある。

補足

  • 非常に暑いときは深くパンティングし、卵の上に横たわるのでは無く、立ったままで卵に日陰をつくる。
  • ヒナは、餌をもらうために親の後を追って走ることはしない。
  • ヒナの巣立ちは餌の多少により、8〜17週を要する。
  • ガラパゴスは交尾前に換羽を行うが、他の3種はふつう繁殖期の後で換羽する。
  • 「相互羽づくろい」は、4種ともにおこなう。

参考文献

… 上記紹介は、下記書籍を参考にしました。

  • 『ペンギン大百科』 平凡社  アマゾンのバナー
  • 『ペンギン ハンドブック』 どうぶつ社  アマゾンのバナー
  • 『ペンギン ガイドブック』 阪急コミュニケーションズ  アマゾンのバナー
  • 『ウィロー教授の ペンギン学特論』 SEG出版  アマゾンのバナー