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マカロニペンギンの紹介

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マカロニペンギンのイラスト
マカロニペンギンのイラスト

マカロニ属・マカロニ種

【学名】
Eudyptes chrysolophus
(エウディプテス クリソロファス)
【英名】
Macaroni Penguin
【別和名】
有冠企鵝
【由来】
 種小名のchrysolophus(クリソロファス)は、「金色の冠羽」という意味で、飾り羽に由来する。

 額の中央から生えているオレンジ色、黄色、黒色の羽毛で出来た長く垂れ下がった特徴的な羽飾りがあるため、しゃれ者、伊達男の意味の「マカロニ」と呼ばれる名前が付けられた。
 18世紀、イギリスのロンドンに『マカロニクラブ』というイタリア風のおしゃれなクラブがあった。そこに集まる人達がマカロニ風という髪型を流行らせた事から、”マカロニ=おしゃれ”という意味が生まれたと伝えられている。
【亜種】
 ロイヤルペンギンを、マカロニペンギンの亜種と、また、単なる色変わりで、頬の部分が灰色または白いマカロニペンギンが、ロイヤルペンギンだと考える学者もいる。
 本当のところ、まだこれらの違いが地域的な変異なのか、ロイヤルペンギンとの交雑によるものなのか、良く分かっていない。

形態

成鳥の形態

中型だが、ロイヤルとともに冠羽をもつペンギン6種の中では最も大きい。雌雄の外観はほぼ同じ。

冠羽・特徴

オレンジ色がかった濃い黄色の長い冠羽が、眉状の帯というのではなく、上くちばしの付け根から1cmほどの前頭部に集中して生えている。その羽毛が眼の上を通り後頭部に向かって垂れ下がっている。

飾り羽が左右独立しているイワトビと違い、前頭部でつながって見えるのは、マカロニ属の中でもマカロニペンギンとロイヤルペンギンだけです。

身体

頭部、のど、頬の羽毛は黒い。体の背側の羽毛と尾羽は黒く、成長するに従って次第に茶色ぽっくなっていく。腹側の羽毛は白く、のどの部分の黒い羽毛と胸の部分の白い羽毛との境目がハッキリと直線的に区切られている。そして、白い羽毛が背側に向かって首の両脇にややくいこんで広がっている。尾羽の付け根に白い羽毛の斑紋がある個体もいる。

フリッパーの外側は青みがかった黒で、前縁部分の黒くなっているが、後縁部分は白い。フリッパーの内側は、先端部分が黒く、中央は白くなっており、付け根部分が黒い。付け根の黒い部分の後縁部にかけては、黒いすじのような線が何本か入っている事もある。

マカロニとロイヤルの両種の特徴は、共通する部分が多い。他のマカロニ属のペンギンに比べ体が大きいのも共通している。

目くちばし

虹彩は、赤色。
 くちばしは、どっしりとしていて、色は赤味のある茶色。くちばしの付け根には皮膚が裸出していて、明るいピンク色の三角形を描いている。

脚と足は明るいピンク色。

体長・体重

71cm 5〜6kg

食べ物

繁殖期には90%以上をナンキョクオキアミを中心とする甲殻類が占める。より北方に分布する個体の場合は、繁殖期の終わり頃から小魚や頭足類が増える。

性格

詳細な感想等の報告は無いです。 (…作者)

寿命

幼鳥の形態

ヒナは、黒い灰色がかった茶色で、腹面は白色。巣立ちビナ(亜成鳥)の飾り羽は、額に小さな黄色の羽毛がまばらに生えている。目(虹彩)はくすんだ茶色、くちばしは黒っぽい茶色。

マカロニペンギンの生息域

▲地図にカーソルを乗せると、拡大されます。

生息環境

生息域

南極を取り囲むように、亜南極・流氷帯北の南極海域に生息している。”渡り”を行う回帰移動性で、繁殖が終わった冬季の生息域はよく分かっていないが、おそらく南緯45〜65度の南極海あたり。流鳥は南アフリカ、オーストラリア、ニュージーランドから報告されている。

繁殖地

南極前線近くの南緯46〜65度の大西洋側や、太平洋側とインド洋側に点在する島に多い。南極半島にも1つある。

個体数

南極収束線の南での繁殖個体数は、推定1172万繁殖つがい(1993年時)。{全個体数の99%}

繁殖時期

9月から10月に、コロニーに戻って来る。11月に産卵し、抱卵期間は33〜37日間。産卵直後の8〜12日間雄と雌が等間隔で交代し続く12〜14日間は雌が、最後の9〜11日間は雄が担当する。

雄がヒナを抱いてる間、雌は夜が明けるとすぐに出かけていき、1日平均12時間、ヒナへの給餌時には25〜50時間を海での採餌に費やす。陸に戻って来るのは、いつも昼間。

低いクレーター状の巣を作る。巣は、小石や岩のかけらで囲われている。巣は互いに距離をとり、つつける程度に30〜40cmほど離れている。サウス・ジョージア島では、タサックグラスの茂みの中に巣を作るものいて、茂みの縁に沿って巣が並ぶ。サウス・ジョージア島での巣間距離は66〜86cm。

繁殖コロニーは、何十万羽もの集団が、海抜300mの高さまで見られる。コロニーは、急な地表や、溶岩流跡、小石の崩壊地などの丘の上や丘の間、洞窟や段丘で囲まれた平地に位置している。たどり着くまでに、崩壊した岩はだの急な斜面を何百メートルもななめに横切っていかなければならない場所もある。

クレイシ

だいたい孵化後25日前後からクレイシを形成し始める。コロニーの規模によってクレイシの大きさも変わるが、だいたい2〜10羽で1クレイシを作る。この間、雄親が絶食しながら34〜40日間クレイシを警護する。警護期が終わると雄親は、体力を回復する為に10〜15日間採餌旅行に出かけて戻らないので、雌親がその間海とヒナの間を往復して給餌を続ける。

育雛と巣立

巣立ちは、60〜70日。サウス・ジョージア島では、ヒナは換羽の終了後、2月中旬〜下旬にかけて海へ出て行く。第1卵、第2卵と順に2個の卵を産卵する。まれに3つ目の卵を産卵する事もある。第1卵から無事巣立ち出来るヒナは稀で、通常は第2卵のヒナが残る。

換羽

繁殖個体は巣のある場所で、非繁殖個体は生まれたコロニーで、4週間かけて換羽を行う。

補足

  • 強い砕け波にさらわれた岩の多い海岸に上陸し、歩いたり飛び跳ねたりしてコロニーへ帰る。長年同じ道を利用するので、平らな地面でも轍(わだち)ができ、そこに雨水がたまってぬかるんだ窪地が出来たりする。そして、道筋の植性は破壊されてしまう。
    (この道は、『ペンギン道』と呼ばれる。)
  • 海では水深15〜50mの海中で餌を捕らえ、115m潜ったという記録もある。
  • 19〜20世紀に、『油を取る為に大量に殺される』と言う、悲しい歴史を持つ。

参考文献

… 上記紹介は、下記書籍を参考にしました。

  • 『ペンギン大百科』 平凡社  アマゾンのバナー
  • 『ペンギン ハンドブック』 どうぶつ社  アマゾンのバナー
  • 『ペンギン ガイドブック』 阪急コミュニケーションズ  アマゾンのバナー
  • 『ペンギン全種に会いに行く』 平凡社  アマゾンのバナー
  • 『ペンギン大好き!』 新潮社  アマゾンのバナー