よちよち歩きのペンギンぺんたぁず

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スネアーズペンギンの紹介

荒海に生きる、ペンギン

スネアーズペンギンのイラスト
スネアーズペンギンのイラスト

マカロニ属・スネアーズ種

【学名】
Eudyptes robustus
(エウディプテス ロブストゥス)
【英名】
Snares Penguin , Crested Penguin
【別和名】
ハシブトペンギン
【由来】
 種小名のrobustus(ロブストゥス)は、「力強い」の意味で、頑丈に見えるくちばしに由来する。
【亜種】
なし

形態

成鳥の形態

冠羽のある、中型のペンギン。雌雄の外観はほぼ同じ。

冠羽・特徴

ややオレンジ色を帯びた黄色く短い羽毛が太めの帯状になって上くちばしの付け根近くから、眼の上を通り、後頭部に向かって伸びている。黄色い帯はその先で、約5cmの飾り羽となって後頭部に垂れ下がっている。冠羽を立てると、両眼の後方あたりから先の部分が広がり、羽毛の先が首のあたりまで垂れ下がる。

身体

頭部、のどの上部、頬の羽毛は黒い。

体の背側と尾羽は青味がかった黒色。ただし換羽を重ねて歳をとるにつれて次第に茶色くなっていく。腹側の羽毛は光沢のある白色で、のどと両頬の部分の黒い羽毛との間にはっきりした白黒の境界ができる。

フリッパーの外側は青味がかった黒色で、先端に行くに従い黒い部分が細くなり、先端は白くなっている。フリッパーの裏面の先端部には黒い部分があり、あとは全体に白くなっているが、付け根部分から先端に向かって黒い羽毛の筋が不規則に入っている。この模様は、個体識別の目印にもなる。

目くちばし

虹彩は、明るくややくすんだ赤色。
※(個体差があり、ピンクがかった茶色、薄黄色がかった茶色のこともある。)

くちばしはくすんだオレンジ色で、大きく重量感があるり、各部分は分厚く膨らんでいる。くちばしの付け根には皮膚が裸出していて、ピンク色の三角形を描いている。

脚と足の表面はピンク色。足の裏は黒味がかった茶色で、爪は黒い。

体長・体重

51〜61cm 2.5〜4.8kg

食べ物

詳細な研究は無いが、オキアミ、イカ.タコ等の頭足類、小魚、との調査がある。

性格

フィヨルドランドペンギンより、社会性が強い。

寿命

21年以上生存した記録がある。

幼鳥の形態

背面がチョコレート色、腹面は薄黄色がかった茶色。

スネアーズペンギンの生息域

▲地図にカーソルを乗せると、拡大されます。

生息環境

生息域

冬期、スネアーズ島の繁殖地を離れている間、どこにいるかは不明。島を離れたペンギン達は「オーストラリア沖にいる説」と「ニュージーランドの北島付近にいる説」がある。流鳥はオーストラリアのタスマニア、マッコーリー島から報告されている。

繁殖地

ニュージーランドの南にあるスネアーズ諸島のみ。

個体数

1968年に調査が始められて以来増加の傾向にあったが、1988年現在、約6万6000羽で安定している。

繁殖時期

 8月の終わりから2月の始めまで。

巣は浅いクレーター状で、周囲に小石が並んでいるが、これに草とグアノが加わることもある。巣作りに適しているのは、ぬかるんだ平坦地や緩やかな傾斜地、むき出しの花崗岩や傾斜した岩の隙間、隠れ場所のある森や低木の下などであるが、開けた湿地帯に巣を作ることもある。

営巣地は騒音に満ち、ペンギン自身によって踏み固められ、グアノ(糞化石)が堆積して隠れ場所が無くなると、そこは放棄され、コロニーは次第に移動していく。

営巣場所には強い固着性を示し、そこを防御する。

クレイシ

3週間ほどたつと、ヒナは集まって30羽程度のクレイシを形成する。11週齢ごろになると、小さな群れをつくって海岸へ出ていき、何度も引き返したすえに、水に飛び込む。

育雛と巣立

雄は、育雛期間中ずっとヒナと一緒に過ごし、規則正しくヒナの羽づくろをする。ヒナは親鳥の足の上に乗り、抱卵斑に体を密着させて休む。雌はその間毎日、夕方早めに海から戻り、ヒナに餌を与えて、翌日夜が明けるまで巣にとどまる。

換羽

繁殖個体は営巣地で、3〜4週間かけて行う。非繁殖個体は、コロニーの周辺や上陸場所のむき出しの岩場で行う。スネアーズ島を出て、ニュージーランドやオーストラリア南部で換羽をする個体もいる。

補足

  • つがいの結びつきは毎年維持される。
  • 普段は垂れ下がっている冠羽だが、まれに逆立てていることもある。
  • ふつうは歩いて進むが、飛び跳ねたり、トボガン滑りで進むこともある。
  • ねぐらに利用する場所は、低木の茂みの中である。
  • 『吠える40度』とは、南緯40度からの亜南極海域の海のことで、いつも荒れ狂っているので船乗りからこう呼ばれている。
    スネアーズ島はそこに有り、スネアーズペンギンはこの近海で生活している。

参考文献

… 上記紹介は、下記書籍を参考にしました。

  • 『ペンギン大百科』 平凡社  アマゾンのバナー
  • 『ペンギン ハンドブック』 どうぶつ社  アマゾンのバナー
  • 『ペンギン ガイドブック』 阪急コミュニケーションズ  アマゾンのバナー
  • 『ペンギン全種に会いに行く』 平凡社  アマゾンのバナー