
中型のペンギン。雌雄の外観はほぼ同じ。
頭頂部は薄い黄色または金色と黒い羽毛が混ざり、薄い黄色の羽毛の帯が後頭部を通り眼を結んでいるので、頭部全体が黄色く見える。
頭部、前頭部、頭頂部は羽毛の根元が黒く、先端が黄色または金色の羽毛に覆われている。頭頂部には比較的黒い羽軸の羽毛が多い。顔の両側、のどはやや茶色がかっている。黄色い羽毛が目の周囲を取り囲み、両目尻のあたりから後頭部、頭頂部を通る黄色い帯が特徴。
背中と尾は茶色っぽい灰色、腹側は白い。のどの茶色い羽毛と腹の白い羽毛との境目ははっきりしている。
フリッパーは背側が茶色っぽい灰色、腹側がそれよりも少し白っぽい。
虹彩は、黄色、麦わら色。
上くちばしは、やや茶色がかった赤、下くちばしは付け根から先端に向かってしだいに赤みがかっていく。
脚と足は、ピンク色だが、かなり赤いこともある。
56〜78cm 3.7〜8.5kg
85%は、イワシ等の小中型の外洋性の魚。他にイカ。
本島では、人間に対して極度に用心深く、視界に人間が入るだけで上陸しようとしない。逆に人間のあまりいないオークランド諸島では、ほとんど人間を気にしない。
攻撃は、背を丸めて肩をつき出し、緊張した表情でにらみ付け、口を大きく開け、荒々しい叫び声をあげ、お互いに威嚇し合う。相手が立ち去らない時は、両者は直立して向い合い、つつき合い、フリッパーで叩き合う。通常、くちばしは届かない。
20歳まで生きたっ個体が、記録されてる。
1歳で成鳥とほぼ同じサイズになる。しかし、頭部の黄色い羽毛の帯は鮮明ではない。背側の羽色は、成鳥に比べやや青みがかっていて、次第に茶色くなる。のどの部分は白く、眼はどちらかと言えば灰色に近い。
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ニュージーランドの固有種。繁殖が終わった冬期は、50〜100羽くらいの群になって、ほとんどが繁殖地近くの海にいると思われる。夜も上陸してくる。若鳥は北のクック海峡で発見が報告されている。若鳥の活動範囲については、成鳥の定着性が強いにもかかわらず、よく分っていない。
ニュージーランド南島では東海岸に限定され、北はバンクス半島から南へオアマル、オタゴ半島、ナゲット・ポイントさらにスチュアート島。亜南極海では、オークランド諸島、キャンベル諸島。
1990年時点での総個体数1410〜1770つがい、4028〜5057羽(1208〜1517羽の若鳥を含む)。ニュージーランド本島では絶滅の可能性が非常に高い。それ以外の島々でも、危機に瀕している。過去40年で、個体数は75%減少した。
危機の原因は、森林伐採だが、最近は人間が持込んだイタチ、ネズミ、ネコによる、ヒナや卵の捕食が深刻な被害を与えている。また、家畜(ヒツジ、ウシ、ウマ、イヌなど)に巣を踏み荒らされ、85年には41個中、29個の巣が踏み荒らされた。漁網に絡まった成鳥が、90年には40羽以上、犠牲になった。オタゴ地域では、定置網に絡まり溺死するものもいる為、定置網を禁止する努力が始まっている。
10月〜2月までの短期間に繁殖サイクルをすべて完了する。この時期の昼間は長く、ことに11月から1月は、南極のほとんどの場所では昼間が続く。
巣は、海岸から森へ700m、時には1kmも奥へ入った内陸部。通常、地面を鍋状に少し掘り、そこに小枝、草、木の葉などを敷き詰めたものを、高木の根元の下に作る事が多い。洞窟を利用したり、巣穴を掘ったりはしない。立地は、植物が密生した薮や丘の上で、側面がしっかり隠蔽されて周りから見えない場所を好む。巣は、1haあたり、1〜5巣。巣作りは、雌雄共同。
ヒナは3週間ほどで第一幼綿羽が第二幼綿羽に生え変わり、クレイシを形成する。小さなクレイシは合流し、より大きなものになる。ヒナは約7〜8週間でコロニーを離れ、両親から独立する。繁殖地を離れる2〜3日前に初めて海に入り、泳ぎ始める。
10月前半に、オスの方が若干早く繁殖地に到達する。いったん上陸した後は、雌雄ともに産卵するまで巣に居続ける。産卵は、10月中旬から11上旬の間に一斉に行われる。35日前後の抱卵の後、孵化し22日間前後は親に交替で警護される。その後ゆっくりとクレイシが形成され、1〜2日おきに給餌を受ける。2週間以内には90%のヒナがクレイシに加わる。50日齢〜60日齢で巣立つ。
成鳥は巣立ちビナと共に、海岸、海氷上、あるいは氷山の上の遮蔽物のかげで、3週間かけて換羽する。